投資を始める前にやるべきこととは?
投資を始める前の4つのやるべきこと
- 投資について世の中の現状を知る
- ライフプランを立てることにより、自分の現状・目標を知る
- 投資に回す余裕資金を確保する
- アセットアロケーション・ポートフォリオを作成する
その中でも今回は、投資に回す余裕資金を確保するためにはどうすれば良いかについてお話しします。
貯蓄とは?
貯蓄は大きく分けて2種類の資金から成ります。
- 生活防衛資金
- 余裕資金
貯蓄を図で表すと以下のようになります。
貯蓄 = 生活防衛資金 + 余裕資金
と言えます。
生活防衛資金とは?
生活防衛資金とは、何らかの理由で収入が全く無くなった場合でも生活していくためのお金のことです。
子供の入学に必要なお金があるかもしれません。
世の中何が起こるかわからない状況で、病気になったり、怪我したり、リストラされたり、会社が倒産したりする可能性もあります。
どのような状況になっても生活防衛資金があれば、生活していくことはできます。
生活防衛資金は、家庭によって様々なのでいくら必要かは一概には言えません。
貯蓄の多さ、収入の多さ、収入の安定度合、家族の有無、介護の有無、自分の歳などによって必要な生活防衛資金が変わります。
どんな人でも2ヶ月程度の収入が無くなる可能性はありますので、最低でも生活費2ヶ月分は必要です。
最高でも生活費2年分あれば十分だと思われます。
自分自身にとってどれくらいの生活防衛資金が必用かを考える必要があります。
余裕資金とは?
余裕資金とは、生活していく上で今すぐには必要無いと思われるお金のことです。
全貯蓄から生活防衛資金を引いたものが余裕資金となります。
ようするに、
余裕資金 = 貯蓄 - 生活防衛資金
です。
投資を行うために生活防衛資金を使うと、生活がおびやかされ生活や家族が破綻する可能性があるので、絶対に手を出してはいけません。
投資は余裕資金の中で行わなければなりません。
投資には、精神の安定が必要不可欠です。
生活防衛資金がしっかりと確保されていると、理性を失うことはなく平常心で投資をすることができます。
余裕資金を増やすためには?
投資を行うためには、余裕資金を確保しなければなりません。
投資の原資である余裕資金が十分に有る人が良いですが、無い人は増やさなければなりません。
余裕資金を増やすためにはどうすれば良いでしょうか?
収入を増やすか、支出を減らさなければなりません。
収入を増やすのは難しいが、支出を減らすのは簡単なので、支出を減らす方法を紹介します。
支出には、消費と浪費があります。
消費とは、人間が生活する上で無いと健康を害してしまうお金で、家賃、食費、医療費などです。
浪費とは、人間が生活する上で有っても無くても健康に影響の無いお金で、消費以外のお金です。
支出を減らすためには、浪費を減らさなければなりません。
浪費を減らすためにはどうすれば良いでしょうか?
ステップ1 生活費を把握する
生活費を把握することで、必要以上の支出に気づくことができます。
ステップ2 固定費を削減する
固定費とは、毎月必ず発生する同額の生活費のことです。
固定費を見直す優先順位は以下のとおりです。
- 家賃、駐車場代、住宅ローン(借り換え)
- 携帯電話代、インターネット代
- 生命・医療・損害保険料
- 車のローン(借り換え)
ステップ3 変動費を削減する
変動費とは、毎月変動する固定費以外の生活費のことです。
固定費の見直しでまだ余裕資金が足りない場合は、変動費も見直しましょう。
変動費を見直す優先順位は以下のとおりです。
- 電気・ガス代
- 食費
- 交際費
- 趣味娯楽費
まとめ
投資を始める前に、貯蓄から生活防衛資金を引いた余裕資金を確保する必要があります。
投資の原資である余裕資金を増やすためには、生活費を把握し、固定費を削減し、それでも足りない場合は変動費を削減する必要があります。
余裕資金が増えれば増えるほど、投資の原資が増え、より多くのお金を産み出すことできます。
一緒にゆとりある生活を手に入れましょう!!