投資には興味あるけど何に投資したら良いのだろう。
投資信託って何?
こういった疑問に答えます。
投資信託とは?
投資の基本の金融商品である投資信託を知れば、利益を得ることができる可能性がグッと上がります。
投資信託は初心者から上級者まで全ての投資家におすすめの金融商品です。
今回は、全ての投資家におすすめの投資信託について簡単に紹介していきます。
投資信託とは?
投資信託とは、購入者である複数の投資家から集めた資金をもとに運用のプロであるファンドマネージャーが複数の株式、債券、不動産などに投資・運用することによって得た利益を受け取ることができる金融商品です。
投資信託の値段『基準価額』とは?
投資信託の値段のことを『基準価額』と言い、投資信託の取引単位は『口(くち)』と言います。
基準価額は1万口当たりの値段が表示されていることがほとんどです。
基準価額は、投資信託が組み入れている株、債券、不動産などの時価総額から算出され1日1つの価額として公表されます。
投資信託を購入や売却する場合、この基準価額で取引されます。
購入や売却は基準価額が公表される前に申し込まなければならないため、どれくらいの基準価額で何口購入・売却できるかは取引成立(約定[やくじょう])するまでわかりません。
投資信託のメリットとは?
①少額から購入・売却できる
100円以上1円単位で購入でき、1円単位で売却できます。
②手軽に分散投資できる
投資信託は複数の投資家から集めた資金で複数の金融商品を購入するため、投資信託を買うだけで分散投資できます。
分散投資することによりリスクを軽減させることができます。
③手軽に欲しい銘柄を購入できる
株価が高い銘柄や海外の銘柄など購入するには難しい商品でも、手軽に購入することができます。
④安全性が高い
高い透明性があり、法律により様々な投資信託の情報が公開されています。
万が一投資信託に関わる機関が破綻したとしても、法律により預けたお金や投資商品は全て戻ってくる仕組みになっています。
⑤運用コストが低い
購入・売却手数料がかからない商品が多く、運用手数料は安い商品が多いです。
投資信託のデメリットとは?
①価格変動リスクがある
企業の成績、国際情勢、金利、金融危機、災害よって価格が変動するので利益を得ることもありますが損失を被ることもあります。
②倒産リスクがある
投資信託が組み入れている企業が倒産した場合、損失を被ることがあります。
③為替変動リスクがある
海外へ投資する場合、為替レートの変動によって利益を得ることもありますが損失を被ることもあります。
④手数料の高い商品を紹介される
金融機関に紹介されるがまま購入した場合、手数料が高い商品を購入させられ、損失を被る可能性が上がります。
投資信託の2種類の運用方針とは?
投資信託は運用方針によって『インデックスファンド』と『アクティブファンド』の2種類があります。
①インデックスファンド
インデックスファンドとは、日経平均株価やダウ平均株価など特定の指数と同じ値動きを目指す投資信託のことです。
リスクが低く、運用コストが低く、平均リターンが高いのが特徴です。
②アクティブファンド
アクティブファンドとは、独自に銘柄を選別して投資し、日経平均株価やダウ平均株価など指数を上回る運用成果を目指す投資信託のことです。
リスクが高く、運用コストが高く、平均リターンが低いのですが、指数以上のリターンを得ることもあるのが特徴です。
投資信託の2つの利益とは?
投資信託で得られる利益は、『売買益』と『分配金』の2種類あります。
①売買益
売買益とは、購入から売却までの差額の損益のことです。
売買益のことをキャピタルゲインとも言います。
例えば、1万口10,000円の投資信託を10万口購入し、3年後に1万口12,000円の値段で全て売却した場合
(12,000円 - 10,000円) × 10万口 = +20,000円
売買益は+20,000円となります。
値上がりした場合は売買益はプラスになりますが、値下がりした場合は売買益はマイナスになります。
②分配金
分配金とは、定期的に得られる収入のことで、決まった月(決算月)ごとに受け取ることができます。
分配金のように、定期的に得られる収入のことをインカムゲインと言います。
投資信託によって分配金がある銘柄と、分配金がない銘柄があります。
分配金がある銘柄の場合、分配金の頻度は月1回が多く、銘柄名に『毎月分配型』という名前がつくことが多いです。
1年間当たり分配金は基準価額の5%前後が多く、分配金が多い銘柄の場合10~15%となる場合もあります。
分配金は、基準価額が上がっても下がっても投資家に支払われるため、運用による利益から支払われる場合もあれば、投資家から預かった元本から支払われる場合もあります。
分配金がある銘柄の方が一見良さそうに見えますが、分配金がない銘柄の方が余計な手間がかからないためリターンが高くなります。
投資信託の4つのコストとは?
①購入手数料
購入時にかかる手数料のことです。
購入手数料無料(ノーロード)の商品が多いです。
②信託報酬
保有している期間にかかる手数料のことです。
インデックスファンドの場合、年率0.1%~0.3%程度の商品が多いです。
アクティブファンドの場合、年率1%~3%程度の商品が多いです。
③信託財産留保額
売却時にかかる手数料のことです。
手数料無料の商品が多いです。
信託財産留保額は運用会社の利益になるわけではなく、その金額が基準価額に加算され、保有している他の投資家の利益になります。
④税金
売却時には売却益(元本を除く)に対し、20.315%が課税されます。
分配時には分配金の利益部分(元本部分を除く)に対し、20.315%が課税されます。
まとめ
投資の基本の金融商品である投資信託を知れば、利益を得ることができる可能性がグッと上がります。
投資信託は初心者から上級者まで全ての投資家におすすめの金融商品です。
投資信託の銘柄数はとても多いので、投資先は投資信託だけで十分です。
次のステップは投資信託の正しい選び方を学ぶことです。
そうすれば、投資で利益を得ることができる可能性がさらに上がります。
日本人みんなが投資を知り、勝てる投資をして、豊かな生活を送ることを願っています。