投資するならどの国の株がおすすめ?

投資するならどの国の株がおすすめ? 投資

初心者が投資するには投資信託が良いって聞いたけど、どの国が良いのかなぁ。
日本の株は始めやすそうだし、アメリカの株は良いと聞くし、色々な国があってわからない。

こういった疑問に答えます。

投資するならどの国の株がおすすめ?

投資先の国によって投資の成績は大きく変わります。
株価が安定的に上昇している国を知れば、利益を得ることができる可能性がグッと上がります。

今回は、投資するならどの国の株がおすすめかわかりやすく紹介していきます。

投資する国はどうやって選べば良いの?

投資先を選ぶ時に最も重要なのは『元本が無くならないこと』

元本が無くなったら投資ができなくなりますが、元本が残っている間はずっと投資することができ、プラスリターンを出し続けることができます。

投資例①
「10,000円の挑戦料で、コイントスで表か裏かを当てたら22,000円にして返し、外れたら返しません。」

投資例①のような投資は、元本が無くなり投資を継続できなくなる可能性が高いので、絶対にやらないようにすることが重要です。


投資先を選ぶ時に2番目に重要なのは『実質リターンが高いこと』

リターンがどれだけ高くてもコストが高ければ意味がありません。
リターンからコストを引いた『実質リターン』が高い投資先を選ぶことが重要です。

実質リターンが15%以上の投資先は99%詐欺なので、絶対に手を出してはいけません。
実質リターンが高い投資先でも9%程度となります。


投資先を選ぶ時に3番目に重要なのは『リスクが低いこと』

投資におけるリスクとは、危険性ではなく金額のバラつきのことを指します。
リスクは標準偏差を使って表し、リスクが高いほど金額のバラつきが大きく、リスクが低いほど金額のバラつきが小さいことを意味します。

投資例①
「10,000円の挑戦料で、コイントスで表か裏かを当てたら22,000円にして返し、外れたら返しません。」
リターン10%
リスク(標準偏差)110%

投資例②
「10,000円の挑戦料で、コイントスで表か裏かを当てたら13,000円にして返し、外れたら9,000円にして返します。」
リターン10%
リスク(標準偏差)20%

投資例①と比べ、投資例②の方が金額のバラつきが小さくリスクが低い投資と言えます。
投資例②のリスク(標準偏差)20%という意味は、『リターン10%から±20%』である『リターン:-10%+30%』以内に収まる可能性が高いことを表します。

投資例②のようになるべくリスク(標準偏差)が低い投資をして、安定したプラスリターンを出し続けることが重要です。

元本が無くならない、リターンが高く、リスクが低い、バランスが取れた国に投資するのが最も良いのではないでしょうか。

投資するならどの国の株がおすすめ?

投資先候補の国は?

元本が無くならない、リターンが高く、リスクが低い、バランスが取れた投資先の国を調査してきます。
具体的な調査方法として、『全世界平均(≒先進国平均)』、『新興国平均』、『2019年(実績)と2050年(予想)の購買力平均GDPランキングが上位5位の国々』を投資先候補として株価指数の推移を調べ、リターンとリスクを計算し、リターンとリスクのバランスが良い国をおすすめの投資先とします。

2019年(実績)と2050年(予想)の購買力平均GDP

順位2019年(実績)2050年(予想)
1位中国中国
2位アメリカインド
3位インドアメリカ
4位日本インドネシア
5位ドイツブラジル
出典:IMF「World Economic Outlook Databases」
出典:PwC「2050年の世界」

以上の情報から、投資先候補は9ヶ国になりました。
●全世界
●新興国
●アメリカ
●日本
●中国
●インド
●ドイツ
●ブラジル
●インドネシア


各国株価指数推移(1992年~)からリターンとリスクのバランスが良い国を調査する

各国株価指数推移(1992年-2019年)
出典:MSCI「ACWI, EM, USA, JAPAN, CHINA, INDIA, GERMANY, BRAZIL, INDONESIA」

MSCI 中国・インド株価指数の記録がある最も古い1992~2019年の各国株価指数の長期推移とリターン・リスクはこのようになりました。

リターン6%以上リスク20%以下のバランスが良い国は『アメリカ』『全世界』だけという結果になりました。
その次にリターンとリスクのバランスが良い国は『ドイツ』『新興国』ではないでしょうか。


各国株価指数推移(2005年~)からリターンとリスクのバランスが良い国を調査する

各国株価指数推移(2005年-2019年)
出典:MSCI「ACWI, EM, USA, JAPAN, CHINA, INDIA, GERMANY, BRAZIL, INDONESIA」

2005~2019年の各国株価指数の中期推移とリターン・リスクはこのようになりました。

リターン6%以上リスク20%以下のバランスが良い国は『アメリカ』『全世界』だけという結果になりました。
その次にリターンとリスクのバランスが良い国は『ドイツ』『新興国』『中国』ではないでしょうか。


最もリターンとリスクのバランスが良い国は?

1992~2019年と2005~2019年の各国株価指数推移の結果から、リターン6%以上リスク20%以下のバランスが良い国は『アメリカ』『全世界』だけという結果になりました。

投資するなら高リターン・低リスクでバランスが良い国である『アメリカ』と『全世界』の株がおすすめです。

本当にアメリカと全世界に投資するのが良いの?

アメリカと全世界の株価指数の超長期推移(1969年~)からリターンとリスクを調査する

各国株価指数推移(1969年-2019年)_米国・全世界
出典:MSCI「ACWI, USA」

1969年~2019年のアメリカと全世界の株価指数の超長期推移とリターン・リスクはこのようになりました。

アメリカは『リターン7.2%』『リスク16.7%』、全世界は『リターン6.6%』『リスク17.2%』と高リターン・低リスクだということがわかりました。
超長期推移のグラフを見ても、バラつきが少なく右肩上がりのキレイな曲線となっており、文句のつけどころはありません。


1969年以降アメリカと全世界に15年間投資した場合のリターンを調査する

15年投資リターン(全世界・アメリカ)
出典:MSCI「ACWI, USA」

1969年以降、アメリカと全世界に15年間投資した場合の年末時リターンはこのようになりました。

アメリカは『リターン:2.1%~15.9%』となり、15年間投資した場合、1度も元本割れしていないことがわかりました。
全世界は『リターン:1.3%~14.3%』となり、15年間投資した場合、1度も元本割れしていないことがわかりました。

15年間投資した場合、アメリカと全世界の両方とも1度も元本割れせず、アメリカは『リターン7.2%』、全世界は『リターン6.6%』と両方とも高リターン・低リスクだということがわかりました。

投資するなら高リターン・低リスクでバランスが良い国である『アメリカ』と『全世界』の株がおすすめです。

まとめ

投資先を選ぶ時に重要なこと
1位『元本が無くならないこと』
2位『実質リターンが高いこと』
3位『リスク(標準偏差)が低いこと』

投資先を選ぶ時に重要なことを基準に中期、長期、超長期の各国株価指数推移を調べた結果、リターン6%以上リスク20%以下のバランスが良い国は『アメリカ』『全世界』だけということがわかりました。
15年間投資した場合『アメリカ』『全世界』も1度も元本割れしていないことがわかり、安定したプラスリターンを出せることがわかりました。

以上のことから、投資するなら『アメリカ』と『全世界』の株がおすすめです。

日本人みんなが投資を知り、勝てる投資をして、豊かな生活を送ることを願っています。

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