夫婦ともにお互いの収入や貯蓄額を知らないけど良いのかなぁ。
二人とも浪費しているけど大丈夫かなぁ。
DINKsはどれくらいの貯蓄が必要なのだろう。
こういった疑問に答えます。
DINKsこそ貯蓄が必要
DINKs(ディンクス)とはDouble Income No Kidsの頭文字を取った言葉で、子供のいない共働き夫婦のことです。
DINKsは生活に余裕がある分、浪費しがちで、貯蓄が少ない傾向があります。
今回は、DINKsこそ貯蓄が必要な理由をわかりやすく紹介していきます。
お互いに収入や貯蓄額を知らないDINKsほど貯蓄が少ない
DINKsは必要な生活費を出し合い、残りのお金は自由に使っているケースが多いそうです。
お互いに頼らなくても良いぐらいの稼ぎがあるので、生活レベルが高くなり、浪費しがちで、貯蓄が少ない傾向があります。
夫婦2人世帯とDINKsの生活費平均はこちらです。
2人世帯と比べると、DINKsの生活費は6万円以上も高くなります。
趣味娯楽費(こづかい)を比べると、2人世帯は85,902円、DINKsは113,606円で、DINKsの方が約3万円も高くなっています。
自動車関係費を比べると、2人世帯は18,954円、DINKsは33,408円で、DINKsの方が約1.5万円も高くなっており、車1台程多く持っているということになります。
2人世帯と比べると、明らかにDINKsの生活費が高いことがわかります。
DINKsは世帯収入が多い分、浪費しても良いのではないかと疑問に思う人もいるのではないでしょうか。
浪費していても、しっかりと貯蓄できていれば問題ありません。
2人世帯よりも生活費が高い分、たくさん貯蓄しなければいけないことを忘れてはいけません。
特に正社員同士のDINKsはどちらも経済的に自立しており、お互いの収入や貯蓄額を知らないケースが多いそうです。
一見問題なさそうですが、お互い貯蓄していないというケースも多く、貯蓄が少ない傾向があります。
DINKsがずっと続くとは限らない
DINKsは、子供ができたり、転勤したり、失業したり、事故にあったり、親の介護が必要になった場合、夫婦のうち1人が働くことができなくなる可能性があります。
そうなると世帯収入が激減し生活がうまくいかないこともあります。
DINKsでも子供ができる可能性がありますが、実際には子供がいないので将来を考える機会が少なく緊迫感がありません。
子供が産まれた場合、子供1人当たりの養育・教育費は全て公立・国立でも大学卒業まで約2,600万円かかりますが、その時に貯蓄が足りないことに焦っても遅いかもしれません。
DINKsは生活に余裕があり、人生を楽しめるうちに楽しみたいという気持ちはわかります。
DINKsがずっと続くとは限らないので、将来にわたって人生を楽しむためには、いざという時のために備える必要があるのではないでしょうか。
DINKsが必要な貯蓄額
DINKsは緊迫感がなく、生活レベルが高く、浪費しがちで、貯蓄が少ない傾向があるということがわかりました。
そんなDINKsだからこそたくさんの貯蓄が必要になります。
実際にどれくらい貯蓄額が必要なのでしょうか。
インフレ率1%を考慮した場合、DINKsが必要となる貯蓄額はこのようになります。
●子供1人当たりの養育・教育費は約3,000万円
●老後資金(生活費10年分)は約5,000万円
これだけの必要資金を貯めるためには、子供を持たない場合でも手取りの25%は必要となり、子供を持つ場合はそれ以上必要となります。
基準としては、手取りの25~50%は貯蓄しなければいけません。
そのためには、お互いの収入や貯蓄額を知り、支出を減らし、収入を増やす必要があります。
また、投資で増やすことも選択肢として考えても良いと思います。
まとめ
DINKsは生活レベルが高く、浪費しがちで、貯蓄が少ない傾向があるということがわかりました。
また、DINKsがずっと続くとは限らないため、いざという時ために貯蓄を増やす必要があるということがわかりました。
そのためには、お互いの収入や貯蓄額を知り、支出を減らし、収入を増やす必要があります。
また、投資で増やすことも選択肢として考えても良いと思います。
貯蓄を増やす方法は、こちらの3つの記事で紹介しています。
日本人みんなが資産運用を知り、豊かな生活を送ることを願っています。